2019-01-03 現代語訳 信長公記(著:太田牛一) 原文は読んだことはないが、本書は現代語訳され、適度に注釈があり、比較的読みやすくなっている。著者の太田牛一が、本編(例えばP.116)に出てくるのも、興味深い。原文の表現はわからないが「知行を増やしてくれた。」という表現に、客観的表現では失礼に当たると推測される当時の雰囲気が伝わってくる。本能寺に至るまでの部分については、その後に確認されたであろう事実関係が記載されておりドキュメンタリータッチである。太田牛一の文才や努力により、信長の生きた時代のことを知ることができているのだろう。